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2020年10月19日 (月)

夜長の贅沢【研究室から】

言うまでもなく、読書の贅沢です。

先日、『論語義疏』が大きな話題となりました。

それには遠くおよびませんが、明代の版本を取り出し、読んでおります。

『論語正義』です。

好ましい書物としてよく知られた、毛氏汲古閣本。

(論語正義と汲古閣については、お調べください)

秋の夜長、ほんの少し贅沢。

Photo

朱の合点がかけられているところは、

「子ののたまはく、疏食を飯(くら)ひ水を飲み、肱を曲げて之を枕とす

 楽しみ亦その中にあり」と読みます。

注には「疏食、菜食」。野菜ばかりの食事は貧しい、と言う解釈です。

(菜食主義者が怒りそうな)

それはそれとして、どうせ読むのであれば、なるべく贅沢な本!

鶴見大学文学部日本文学科研究室