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2020年11月 3日 (火)

何でもおいしい季節【研究室から】

寒さを意識するこの頃、まずお茶がおいしくなりました。

(抹茶ならば上々、もちろん煎茶でも玄米茶でも結構)

お茶がおいしくなれば、なんといっても和菓子です。

季節にふさわしいものはいくらもありますが、今回は栗蒸し羊羹。

ついでに申せば、文学史上酒飲みが目立ちますけれど、甘党も結構多いのです。

尾崎紅葉・夏目漱石・泉鏡花・芥川龍之介、室生犀星もお菓子好きでした。

(鏡花宅では、奥さまの淹れるほうじ茶も名物)

さて漱石先生のお説に従い、羊羹を青磁の器と組み合わせます。Photo高麗の蓮弁陽刻白泥文皿、5客の揃いが自慢です。

(漱石の意見がどこに出てくるかは、お探しください)

そして濃いお茶を一杯、皆様はどのような器を使われますか。

いずれ、茶器の話題も取り上げます。

一休みしたら、調べ物の続きをしなければ。

鶴見大学文学部日本文学科研究室