何でもおいしい季節【研究室から】
寒さを意識するこの頃、まずお茶がおいしくなりました。
(抹茶ならば上々、もちろん煎茶でも玄米茶でも結構)
お茶がおいしくなれば、なんといっても和菓子です。
季節にふさわしいものはいくらもありますが、今回は栗蒸し羊羹。
ついでに申せば、文学史上酒飲みが目立ちますけれど、甘党も結構多いのです。
尾崎紅葉・夏目漱石・泉鏡花・芥川龍之介、室生犀星もお菓子好きでした。
(鏡花宅では、奥さまの淹れるほうじ茶も名物)
さて漱石先生のお説に従い、羊羹を青磁の器と組み合わせます。高麗の蓮弁陽刻白泥文皿、5客の揃いが自慢です。
(漱石の意見がどこに出てくるかは、お探しください)
そして濃いお茶を一杯、皆様はどのような器を使われますか。
いずれ、茶器の話題も取り上げます。
一休みしたら、調べ物の続きをしなければ。
鶴見大学文学部日本文学科研究室