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2020年2月

2020年2月20日 (木)

紙の美【研究室から】

あたたかくなりました。

今年は、桜が早く咲きそうです。

(花粉の飛散も始まります)

さて、源氏物語の二月、と言えばやはり花宴巻。

「きさらぎのはつかあまり、南殿の桜の宴せさせ給ふ」

帝・春宮の御前で詩作や奏楽が行われ、そして朧月夜との逢瀬。

古来人気の高い巻です。

しばしば本文の抄出も行われました。

豪華な装飾の料紙に能筆がよく映る1枚をご紹介。

Photo 制作は江戸時代も早い頃でしょう。

下絵も金銀の砂子蒔きも贅沢です。

装飾が映えるように白く具引きし、一手間掛けています。

それほど難しくありませんから、読んでみてください。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2020年2月 3日 (月)

春立つ頃【研究室から】

明るい日差しに誘われて、遠出しました。

と言いましても、自転車を2時間ほど走らせたのみ。

この頃の雑木林は、見通しがきいてなかなかの風情です。

おや紅梅か、と思いましたら、寒桜。

Photo 定期試験・年度末の諸行事と、学生さんも教員も落ち着かない日が続きます。

勿論、受験生のみなさんは大変でしょう。

健康に気をつけて、乗り切ってください。

今日は節分、したがって明日は立春。

立春は古典文学とも関わりの深い事象です。

このことにつきましては、いずれ。

鶴見大学文学部日本文学科研究室