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2019年9月

2019年9月16日 (月)

目にはさやかに見えねども【お知らせ】

秋風を実感するころとなりました。

野の花が可憐な姿を見せる季節でもあります。

平安時代の歌びとは女郎花を好みました。

万葉では、萩がよく詠まれます。

Photo 萩の魅力をカメラで捉えるのはとても難しい、と痛感。

さて、9月29日(日)は年内最後のオープンキャンパスです。

是非おこしください。

午後1時より、始まります。

キャンパスツアー・個別相談・在学生の話など、多彩な催しを企画。

万葉集に関する展示と解説を予定しておりますので、お楽しみに。

秋の学園でお待ちしております。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2019年9月 2日 (月)

追い込み【研究室から】

夏休みは、いかがでしたか。

いまだ目標に届いていない方は、最後の追い込み。

図書館でも学生さんの姿を多く見かけるようになりました。

本欄の担当者は、原稿の遅れに青息吐息です。

さて、爽やかな秋とは言えませんが、それでもしのぎやすくはなりました。

学問芸術の季節にふさわしく、風格と気品の書をひとつ。

Photo_5 松煙淡墨の「照澄」、少登先生の作品です。

この言葉は、秋ののびやかで明るい気分をあらわします。

奥行きと色彩感、隅々まで行き届いた造詣的配慮、しかも自然。

印の選択がこれまた絶妙、冴えた刻風の中村蘭台を使われました。

(印に無関心な書家が増えているようで、よろしくない風潮かと思います)

一目で蘭台と分かった方には、何か賞品を出しましょう。

拙劣な画像作成技術ゆえ、作品の魅力を十分お伝えできないのが残念です。

では、秋の大学でお目に掛かります。

鶴見大学文学部日本文学科研究室