青雲のゆくえ【研究室から】
若き日の夢。
輝かしく大きな明日を思い描くことは、青春の特権です。
田舎の家を片付けておりましたら、古い写真が出てきました。
裏に「若森村 川瀬/浅草東村 佐藤 共二大垣英語学校生徒」そして
「明治廿一年二月十九日記之」の墨書識語があります。
ふたりの少年は10代半ばでしょうか。
現在、その系譜を引く学校は存在しないようです。
なぜ担当者の家にこの1枚が伝わったのか、全く分かりません。
明治21年(1888)の少年達は、どんな未来を夢見たのでしょう。
「若森村・東浅草村」ともに岐阜県大垣市近郊の旧地名です。
ひょっとすると、ご子孫かご親戚のかたがおいでかもしれません。
さて、水無月23日13時より、オープンキャンパス開催。
あなたの夢はなんですか。
鶴見大学文学部日本文学科研究室