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2019年6月 3日 (月)

桑の実【研究室から】

緑の葉陰に小さな実が隠れています。

今時、桑の実を食べる方はいらっしゃるでしょうか。

正岡子規の好物でありました。

『飯待つ間』によると「何升」も食べたそうです。

子規は、柿や真桑瓜も大好きでした。

柿はともかく、真桑瓜の淡泊な味と高い香りは捨てがたい魅力。

名産地美濃国真桑村で、現在も在来種が栽培されているのかどうか。

それはそれ、まず李朝の白磁壺に桑を一枝挿しました。

Photo 丸々と愛らしい器ではありませんか。

敷板は、馴染みの和菓子屋さんから頂戴しました。

菓子作りの器具が古くなり、解体したその一部だそうです。

さて、6月8日(土)・9日(日)に近世文学会が本学で開かれます。

江戸文学資料の展示も、10日(月)まで行っております。

華やかな書物やまた貴重資料が目白押し、

展示ケースからあふれんばかりのお披露目です。

是非ご高覧願います。

鶴見大学文学部日本文学科研究室