冬の夜に思うこと【研究室から】
半ば個人的なお話です。
秋山虔先生がなくなられて、2年たちました。
(つまり3回忌)
恩師から教わったこと、叱られたこと、冬の夜長に思い出します。
鶴見の催しによくいらっしゃって、貴重書を熱心に眺めておいででした。
最後に来てくださった時には、御年90歳。
お土産に甘納豆をさしあげました。
召し上がってくださったかと存じます。
根来の塗皿に盛れば、こんな具合です。 根来は室町時代の作、伝世のいい味わいを持っています。
(甘納豆は室町時代ではありませんのでご安心ください)
これから定期試験・卒業論文口頭試問と続きます。
笑顔の春を迎えられるよう、精進願います。
さて、お茶でも淹れましょうか。
我が師の恩を偲びつつ。
(不謹慎にも「和菓子の恩」と駄洒落なんぞを繰り出しながら)
鶴見大学文学部日本文学科研究室