ご報告【研究室から】
先日の日本文学会では、松林伯円の旧居が大きな話題。
ご本山近くの池のほとりに、伯円は晩年を送りました。
灌漑用の池は三つあり、下ノ池がゆかりの場所です。
残念ながら、現在三つとも埋め立てられています。
おそらく伯円も杖を曳いたであろう上ノ池跡へ、本日出かけてみました。
駐車場となっていますが、岸の面影はなんとか感じ取れます。
そして、池の跡のほぼ中央に、龍神様のブロンズ小像が!
豊かに水を湛えていた頃、岸辺には龍神の祠があったのでしょう。
池畔に憩う伯円老人、静かに色づく雑木林。
百年の昔を思い浮かべてみてください。
中ノ池についても、何か分かりましたらご報告します。
鶴見大学文学部日本文学科