久方ぶりの、「お気に入り」【研究室から】
今日は、梅雨の晴れ間。
風格ある文房具を取り出してみました。
清朝乾隆(1736~1795)ころの文人、孫阜昌が愛玩した古硯です。
(伝来その他、詳しいことは今回省略)
細部がうまく撮影できず、すみません。
実物は、なめらかで深みのある硯面が油煙墨にふさわしい。
悪筆の某も、ちょっと何か書いてみたくなります。
じっくり作行きを検分、「水を持て参れ」との仰せ。
硯面に数滴垂らし、鋒芒を指で確かめられ、一言「明初」。
恐ろしい眼力に感心しました。
皆様それぞれの「お気に入り」で、机辺を飾られてはいかが。
研究が画期的に進む、ことはないにせよ、気分がよくなることは請け合います。
鶴見大学文学部日本文学科