« はじまりの形【高校生・受験生のみなさんへ】 | メイン | 修士論文中間発表会【お知らせ】 »

2013年6月22日 (土)

久方ぶりの、「お気に入り」【研究室から】

今日は、梅雨の晴れ間。

風格ある文房具を取り出してみました。

清朝乾隆(1736~1795)ころの文人、孫阜昌が愛玩した古硯です。

(伝来その他、詳しいことは今回省略)

細部がうまく撮影できず、すみません。

実物は、なめらかで深みのある硯面が油煙墨にふさわしい。

悪筆のも、ちょっと何か書いてみたくなります。

Photo_3

先日、貞政少登先生にお見せしたところ・・・

じっくり作行きを検分、「水を持て参れ」との仰せ。

硯面に数滴垂らし、鋒芒を指で確かめられ、一言「明初」。

恐ろしい眼力に感心しました。

皆様それぞれの「お気に入り」で、机辺を飾られてはいかが。

研究が画期的に進む、ことはないにせよ、気分がよくなることは請け合います。

鶴見大学文学部日本文学科