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2013年6月

2013年6月22日 (土)

久方ぶりの、「お気に入り」【研究室から】

今日は、梅雨の晴れ間。

風格ある文房具を取り出してみました。

清朝乾隆(1736~1795)ころの文人、孫阜昌が愛玩した古硯です。

(伝来その他、詳しいことは今回省略)

細部がうまく撮影できず、すみません。

実物は、なめらかで深みのある硯面が油煙墨にふさわしい。

悪筆のも、ちょっと何か書いてみたくなります。

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先日、貞政少登先生にお見せしたところ・・・

じっくり作行きを検分、「水を持て参れ」との仰せ。

硯面に数滴垂らし、鋒芒を指で確かめられ、一言「明初」。

恐ろしい眼力に感心しました。

皆様それぞれの「お気に入り」で、机辺を飾られてはいかが。

研究が画期的に進む、ことはないにせよ、気分がよくなることは請け合います。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年6月11日 (火)

はじまりの形【高校生・受験生のみなさんへ】

傘が手放せない季節となりました。

雨の日は、ゆっくり本と向き合うのにふさわしい。

さて、よくご存じの小説や詩がどのような形で生まれてきたか、ご存じでしょうか。

絢爛豪華な装丁・個性横溢の筆跡・時の流れを感じさせる原稿用紙・・・

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北原白秋『邪宗門』初版本、の複製です。

6月23日(日)オープンキャンパスでは、近代文学のお話と小さな展示を予定。

別会場で、著名作家の原稿や手紙も大公開します。

(6/18~7/11、図書館エントランスホール)

では、雨ニモ負ケズ、もうひとがんばり。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年6月 4日 (火)

日本文学会春季大会【お知らせ】

諸般の事情により少々遅れておりますが、春季大会を以下のように開催します。

日時 平成25年6月29日(土) 午後2時開会

会場 鶴見大学記念館第1講堂(2階)

講演 片山 倫太郎(本学教授)

    鶴見大学図書館所蔵 川端康成・未発表作「勤王の神」

    田中 智幸(本学教授)

    荘子の世界

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図書館エントランスホールにて、川端康成はじめとする自筆資料を展示します。

芥川龍之介・菊池寛・谷崎潤一郎・三島由紀夫など、著名な小説家の筆跡を公開!

入場無料/予約不要です。

春季大会・展示とも来場大歓迎。

一般の方・高校生のみなさん、どうぞお越しください。

鶴見大学文学部日本文学科