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秋の七草の季節です。
野の花では萩が一番のおなじみでしょうか。
最近は女郎花を見かけることが少なくなりました。
何々植物園と銘打った場所で、七草を眺めることは勿論出来ます。
お勧めは、殿ケ谷戸庭園(国分寺市)。
野草の飾らない風情は、とてもいいものです。
高麗青磁の油壺、たぶん13世紀。
白と黒の土を象嵌、花模様を描いています。
作り手の意図はよくわかりませんが、日本の古陶好きは野菊だと考えてきました。
(菊の花に関する古典文学について、ちょっと調べてみてください)
化粧用香油を入れたものでしょう。持ち主は、どんなひとであったのか。
鶴見大学文学部日本文学科
夏休みも折り返し点を過ぎました。
計画通り進んだ人も、予定をこなせていない人も、健康第一で乗り切ってください。
さて、夏空に豪壮な藁葺き屋根。
文久年間(1861~1864)に建てられ、今なお健在です。
健在どころか、なんと現役の病院!
大きな百日紅(サルスベリ)もすてきです。
当世風の施設にはない魅力が、確かにあります。
けっして古びないおもしろさ、古いがゆえの味わいと美しさ。
8月26日(日)は、オープンキャンパス。
そんなお話が出来れば、と思っています。
まだ暑い日が続きます。
夏休みの課題が一歩一歩完成に近づく時期でもあります。
存分に取り組み、大きな成果をあげられることでしょう。
(これが皮肉と聞こえるようでは、いけません)
疲れたらちょっと一休み。
定番は、お茶とお菓子です。
絵唐津の小皿に、薯蕷饅頭「青かえで」を載せました。
老舗の道具屋さんに褒められた器です。
(確かに好もしい皿ですけれど、プロが褒めるほどではないでしょう)
ここから、教訓。
専門家は素人をおだてるのがうまいので、調子に乗ってはいけません!