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2012年8月

2012年8月29日 (水)

野の花【研究室から】

秋の七草の季節です。

野の花では萩が一番のおなじみでしょうか。

最近は女郎花を見かけることが少なくなりました。

何々植物園と銘打った場所で、七草を眺めることは勿論出来ます。

お勧めは、殿ケ谷戸庭園(国分寺市)。

野草の飾らない風情は、とてもいいものです。

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高麗青磁の油壺、たぶん13世紀。

白と黒の土を象嵌、花模様を描いています。

作り手の意図はよくわかりませんが、日本の古陶好きは野菊だと考えてきました。

(菊の花に関する古典文学について、ちょっと調べてみてください)

化粧用香油を入れたものでしょう。持ち主は、どんなひとであったのか。

鶴見大学文学部日本文学科

2012年8月19日 (日)

残暑【高校生・受験生のみなさんへ】

夏休みも折り返し点を過ぎました。

計画通り進んだ人も、予定をこなせていない人も、健康第一で乗り切ってください。

さて、夏空に豪壮な藁葺き屋根。

文久年間(1861~1864)に建てられ、今なお健在です。

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健在どころか、なんと現役の病院!

大きな百日紅(サルスベリ)もすてきです。

当世風の施設にはない魅力が、確かにあります。

けっして古びないおもしろさ、古いがゆえの味わいと美しさ。

8月26日(日)は、オープンキャンパス

そんなお話が出来れば、と思っています。

鶴見大学文学部日本文学科

2012年8月 8日 (水)

一息いれて【在学生のみなさんへ】

まだ暑い日が続きます。

夏休みの課題が一歩一歩完成に近づく時期でもあります。

存分に取り組み、大きな成果をあげられることでしょう。

(これが皮肉と聞こえるようでは、いけません)

疲れたらちょっと一休み。

定番は、お茶とお菓子です。

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絵唐津の小皿に、薯蕷饅頭「青かえで」を載せました。

老舗の道具屋さんに褒められた器です。

(確かに好もしい皿ですけれど、プロが褒めるほどではないでしょう)

ここから、教訓。

専門家は素人をおだてるのがうまいので、調子に乗ってはいけません!

鶴見大学文学部日本文学科