秋の七草の季節です。
野の花では萩が一番のおなじみでしょうか。
最近は女郎花を見かけることが少なくなりました。
何々植物園と銘打った場所で、七草を眺めることは勿論出来ます。
お勧めは、殿ケ谷戸庭園(国分寺市)。
野草の飾らない風情は、とてもいいものです。
高麗青磁の油壺、たぶん13世紀。
白と黒の土を象嵌、花模様を描いています。
作り手の意図はよくわかりませんが、日本の古陶好きは野菊だと考えてきました。
(菊の花に関する古典文学について、ちょっと調べてみてください)
化粧用香油を入れたものでしょう。持ち主は、どんなひとであったのか。
鶴見大学文学部日本文学科