貴重書の紹介

2022年8月22日 (月)

貴重書ミニ展示「美しい英国の印刷本」

貴重書ミニ展示を開催中です。

「美しい英国の印刷本」

Img1

Img2

エントランス(カウンター向かい)で8月31日(水)まで展示中です。

学外の方も展示をご覧になれます。入館時はカウンターへお声がけください。

【展示資料】

  • ラスキン『ゴシックの本質 「ヴェニスの石」の一章』 
  • フランチェスコ『小さき花』
  • ゲーテ『ファウスト 第一部』

1kel

2ash

3dov

ヨーロッパで印刷技術が発明されたのは1400年代と言われています。それから技術が進み、多くの出版社が商用に大量の印刷を始めます。

そんな時代の中、私家版印刷所(プライベートプレス)は自ら出版すべきものを選定し、営利を目的とせず、工房独自の活字・手漉きの紙・インクにもこだわり、手引き印刷機を用いて制作を行いました。

今回の展示では、3大プライベートプレスと呼ばれている「ケルムスコットプレス」「アシェンデンプレス」「ダヴスプレス」の書籍を展示します。美しい活字やデザインをお楽しみください。

82mini

ホームページのお知らせ

貴重書ミニ展示「美しい英国の印刷本」を開催中です【8月31日(水曜日)まで】

(hh)

2022年7月22日 (金)

貴重書ミニ展示「紙のほかにも いろいろな書写材料」

オープンキャンパス貴重書ミニ展示を開催中です。

「紙のほかにも いろいろな書写材料」

Pxl_20220722_044755037_2

Pxl_20220722_044828859_2

場所は入館ゲートすぐのところ

展示期間は8月1日(月)までです。

202207003

学外の方も展示をご覧になれます。入館時はカウンターへお声がけください。

【展示資料】

  • 貝多羅葉
  • 象牙のホーンブック
  • 粘土板文書
  • 円筒印章
  • パピルス文書
  • 甲骨
  • 羊皮紙写本

HPお知らせ

貴重書ミニ展示「紙のほかにも いろいろな書写材料」を開催中です【8月1日(月曜日)まで】

(hh)

2021年10月 8日 (金)

大学案内用貴重書撮影

先月、大学案内用の貴重書撮影がありました。

会議室にライトなどを設置し、撮影をしていますcamera

その風景を撮らせてもらいましたscissors

(掲載許可をいただいています)

Img_9330

Img_9331_2

Img_9332_2

今回は資料を4点用意しました。

どれが掲載されるのか、楽しみですsmile

(hh)

2021年3月 1日 (月)

中之島香雪美術館

中之島香雪美術館の展示を見に行ってきました。

20210227_000

20210227_001_3

この展示に、本学の資料を貸し出しています。

20210227_002_2 源氏物語 附秋草蒔絵簞笥
げんじものがたり つけたりあきくさまきえたんす

20210227_004_2

20210227_005_2源氏古系図 安養尼本
げんじこけいず あんようにぼん

20210227_007_2源氏物語 蓬生・胡 蝶・総角
げんじものがたり よもぎう・こちょう・あげまき

20210227_008_2奈良絵本 源氏物語 賢木・明石・絵合
ならえほん げんじものがたり さかき・あかし・えあわせ

20210227_011源氏物語 かるた
げんじものがたり かるた

※会場内の撮影許可をいただきました。

中之島香雪美術館は、中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階にあります。

新大阪駅からは30分程度で行くことができますbullettrain

Img_6161

00014_2

展示詳細・展示一覧など

特別展「源氏物語の絵画―伝土佐光信『源氏系図』をめぐって」

2021年1月30日-3月14日

アクセス

公式Twitterでは展示会場の様子をご覧になれますhappy01

@kosetsu_museum

Kaigatirasi

(hh)

2021年2月13日 (土)

源氏物語扇面貼交屏風を展示します

 源氏物語扇面貼交屏風を展示します。

(げんじものがたり せんめん はりまぜ びょうぶ)

Image001                     ©2012スタジオ・モノ

文化元年[1804]制作 解説PDF

卒業式は中止になってしまいましたが、1日限定で屏風の展示をします。

卒年次生のみなさん・在学生のみなさん、大学へお越しの際には図書館へお立ち寄りください。

展示日時:2021年2月19日(金)10:00-16:00

展示場所:図書館1Fエントランス

(kt)cat

2021年1月13日 (水)

中之島香雪美術館にて、本学の貴重書が公開されます

中之島香雪美術館 特別展「源氏物語の絵画―伝土佐光信『源氏系図』をめぐって」と題して、土佐派の作品を中心に、様々な源氏物語の資料が展示されます。

Photo

Photo_3

__3 源氏系図 表紙:伝土佐光信 香雪美術館所蔵

本学所蔵の源氏物語コレクションの中から、文化財学科によって修復された漆箱に入った源氏物語や、留守模様の源氏かるたなど、歴史的・文学的資料というだけでなく、見るも美しい資料が展示されます。

P85_001_3 源氏物語 明石巻 奈良絵本 江戸前期写 本学所蔵

コロナ禍により、県境をまたいでの移動が難しい昨今ですが、お近くに行かれた際にはぜひともお立ち寄りください。

中之島香雪美術館 コチラ

特別展「源氏物語の絵画―伝土佐光信『源氏系図』をめぐって」

2021年1月30日-3月14日 ※期間中一部展示替えあり

(kt)cat

2020年1月16日 (木)

貴重書展 源氏物語の「競ひ」開催中

第154回貴重書展

源氏物語の「競(きほ)ひ」

[開催会期] 2020年1月15日(水)~2月15日(土)
[展示会場] 鶴見大学図書館 1階 エントランス

講演会・ギャラリートーク
「木枯らしに吹きあはす笛の音ー「雨夜の品定め」の和歌解釈ー」
[開催日時]2020年2月15日 13時~14時
[会  場]図書館 B1F ホール
[講  師]田口暢之(本学文学部講師)


この展示は、古版本演習・古写本演習を履修した文学部3・4年生及び大学院生、源氏物語研究所の共同企画となっており、学生が半期かけて受けた講義の成果発表の場となっております。各資料の解説の作成および、展示作業も学生自らが行いました。
今年は東京オリンピック・パラリンピックが行われる年。それに合わせて源氏物語の中のさまざまな‟競い”の場面を展示しています。貴族たちの趣向を凝らした‟競ひ”をご覧ください。
また、本学講師による講演会・ギャラリートークも予定しております。
展示・講演会ともに入場無料・事前申込不要となっております。
お近くにお越しの際にはぜひ足をお運びください。

Img_9791

Img_9786flair展示はどなたでもご覧になれます。入館ゲート横に呼び出しボタンがありますので、カウンターにて「展示をみにきた」とお伝えください。

Photo_4

Photo_2 アクセスtraintraintraindash
駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
JR鶴見駅西口下車徒歩5分
京急鶴見駅下車徒歩7分Qr_code1550735804_3(kt) cat

2019年10月21日 (月)

講演会・ギャラリートークが終了しました

10月5日土曜日、第153回貴重書展の講演会・ギャラリートークが開催されました。
たくさんの方にお越しいただきました事を御礼申し上げます。
当日は西間木真氏・菅野素子氏による講演及び附属中学校高等学校アンサンブルクレイン部による合唱も行われ、大いに盛り上がりました。
講演会の風景をご紹介します。
学長挨拶に続き、西間木真氏(東京藝術大学音楽学部准教授)の「羊皮紙片に記された祈りの歌~鶴見大学図書館新収貴重資料から~」が始まりました。

20191005_141036

画面に映しだされる羊皮紙はとても美しく、さらに今回展示している本学所蔵零葉と、慶応義塾大学図書館所蔵零葉、国立西洋美術館所蔵零葉が同じ本から切り取られた姉妹葉である事が発表されました。
手書きの文字から当時の人々の熱い思いが伝わってくるかのようです。

20191011_184820_2 今後の研究が楽しみです。

ここで、アンサンブルクレイン部による展示資料のネウマ譜を実際に歌い上げてもらいました。

数百年前に歌われていたであろうミサ曲がホール内に響き渡りました。

20191011_183823_2

Img_8990

Img_1191とても優しい旋律、美しい歌声に聴き入りました。

20191005_144946休憩時間には動物の姿の形をした羊皮紙を実際に触る事もできました。参加者のみなさんも初めて触る方も多く、質問は尽きませんでした。

続いて、菅野素子氏(本学文学部准教授)の「英語の詩集にみるヨーロッパとその伝統」です。

Img_9008印刷技術が発明された頃は、いかに手書き写本に近い形で印刷できるかが追及されており、初期印刷本は写本にならって各章の最初を赤字で印刷していました。印刷本は写本のコピーであるにもかかわらず、写本になろうとしていました。
英国の旅先での現代の活版印刷を見学した時の実際に活字を組んでいる工房の様子も紹介されました。
写本からはじまり印刷本が登場するころに出版されたイギリス文学の有名な本として、『アーサー王の死』があります。

20191008_140934今回展示されているトマス・マロリー著『アーサー王の死』は、世界三大美書を印刷したアッシェンデンプレス刊行で、各章の最初を赤と空色を交互に使用してリズム感を出しており、すっきりとした活字が印象的です。

英国の詩は、その文学的な伝統と理想をギリシア・ローマの古典文学に求めつつ、英語の詩としての独自性も追求してきました。そして、それらは写本ではなく、印刷本として流布しました。ミルトン『失楽園』、アレクサンダー・ポープ『髪盗人』~ワーズワース『序曲』、バイロン『ドン・ジュアン』~ロバート・ブラウニング~ケルムスコットプレス等たくさんの詩が解説されました。
Img_8916
Img_8914

Img_8927今回展示した詩集の多くは、写本ではなく、印刷本として流布しました。けれども、19世紀後半のケルムズコット・プレスのように、中世の写本に理想を見出す印刷所も登場して、「美しい」書物の基準を中世に求める動きは続きました。

Img_1217そして再びアンサンブルクレイン部の登場です。今度は『The Honour of a London Prentice 』『Auld Lang Syne』の2曲を披露しました。前者は展示中のトマス・リットスン編『イギリス歌謡選集』に収録されたもので、日本では歌われたことがないであろうイギリスの古いバラッド(おそらく16世紀)です。後者はロバート・バーンズ作のスコットランド民謡ですが、今では忘れられた「蛍の光」原曲です。この「埋もれた」民謡を再現するため、部員の皆さんは18世紀の古い譜面で練習して歌ってくれました!普段、アンサンブルクレイン部は英語の歌詞を歌うことがなく、とても緊張したようです。でもたくさん練習した甲斐があり、素晴らしい歌声となりました。
観客席からはアンコール!の声も上がり、普段発声練習で行っている「あくび」も披露!こちらはあまりにも可愛らしく、先の2曲とはまた違った魅力でした!
この後のギャラリートークでは、展示資料を前に質問や感想が寄せられました。
西間木先生、菅野先生、アンサンブルクレイン部のみなさん、ありがとうございました。
(kt)cat

2019年3月29日 (金)

貴重書ミニ展示を開催しています

桜が咲き、春がやってまいりました。
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
また、学部生のみなさんも、新学期がスタートします。
図書館では新入生を歓迎して貴重書ミニ展示を開催しています。
本学図書館には古今東西さまざまな古典籍コレクションがございます。
その中から、世界最古の印刷物の一つ百万塔陀羅尼経、道元禅師直筆道正庵切、また横浜市指定文化財の大般若波羅蜜多経(永恩具経)なども展示いたします。

第72回 鶴見大学図書館貴重書展 「文華荘厳-祈りと悟り」

展示期間:平成31年3月29日(金)~4月8日(月)

展示場所:鶴見大学図書館1Fエントランス

Posuta

Photo

アクセスtraintraintraindash

駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください
JR鶴見駅西口下車徒歩5分
京急鶴見駅下車徒歩7分

Qr_code1550735804_3

ぜひ図書館に足をお運びください。

(kt)cat

2019年2月21日 (木)

講演会と展示の記事が掲載されました

本日2/21(木)刊行のタウンニュース(鶴見区版)に展示を担当した渡辺講師の記事が掲載されました。

取材風景がこちらcameraeyeeardown

Img_6875今回の展示は、普段は書庫の中で保護紙に包まれて見る事の出来ない、美しい装丁をご覧になれます。

英国式製本の美しさをお楽しみください。

タウンニュース(鶴見区版)

講演会 2/26(火)14:00~15:00
テーマ:19世紀英国のブックデザイナー
講 師:渡辺一美(本学文学部講師)
会 場:鶴見大学図書館 地下ホール
予約不要・入場無料 ご来場お待ちしておりますhappy01

第151回鶴見大学図書館貴重書展

『19世紀英国のブックデザイン―版元製本の美』

展示期間:2019年1月31日(木)~3月1日(金)
展示場所:鶴見大学図書館1F エントランス

閉館日:日曜・祝日

開館時間は当館HPでご確認ください。図書館開館カレンダー

Photo

 アクセスtraintraintraindash

駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用くださいconfident
JR鶴見駅西口下車徒歩5分
京急鶴見駅下車徒歩7分

Qr_code1550735804_2(kt)cat