「未来は今 :2015」 第32回ミニ企画展
マーティ・マクフライは、通称ドクことエメット・ブラウン博士と、ガールフレンドのジェニファーと共に、博士の作ったタイムマシンで未来に向かいます。マーティとジェニファーの間に生まれることになる子供のトラブルを回避するために。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』のお話です。 マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)、 ドク(クリストファー・ロイド)、ジェニファー(エリザベス・シュー)
その“未来”というのが、2015年です。映画で見た未来が、もう今なのです。
自動車は空を飛び(『ブレードランナー』の主人公が乗るスピナーも出てくる!)、スケボーも空を飛ぶ(というか、ちょっと浮く)。
ジャケットは自動でサイズフィットしたり、濡れても自動で乾いたりするし、スニーカーの紐は自動で締まってくれます。
映画は空中に立体投影できるようになっています。映画館の前でマーティがサメの立体映像に驚きます。ちなみに、その映画は『ジョーズ19』です。
現実の2015年と比べると、映画の中はとても進歩している世界ですが、現実世界の中にももう実現しているものもあります。実現間近というものも。
展示では、映画に出てきたモチーフをテーマにしたものや、科学技術に関する本、発明などに関する本を集めました。 2015年がどこまで便利になったか、どれだけ人間が努力してきたか見てください。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー・シリーズ』は図書館にもソフトがあるので、一度見て映画と現実の違いを確認してみてください。媒体はLD(レーザーディスク)です。映画の中にもLDが出てきますが、もう使われないものとして束になって捨てられています。現実でも、とっくにLDは使われなくなっています。今からLDでソフトを買おうという人はあまりいないでしょう。でも図書館ではまだ現役です。
そういえば、『2001年宇宙の旅』という映画もありますが、現実ではもう過去のことになってしまいました。でも『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』ほど実現できていませんね。
今回の展示タイトルに似た名前の映画があります。『未来は今』というコーエン兄弟監督作品です。主演はティム・ロビンス。興業的には失敗してしまった作品らしく、好き嫌いが分かれるようですが、私は好きです(もう内容をよく覚えていませんが)。
S.A.