【在学生のみなさんへ】

2011年3月30日 (水)

少し調べてみる【在学生のみなさんへ】

いよいよ新学期です。

学び方をひとつ伝授。

自分の知らない、理解できないものにぶつかった時、投げ出さないこと。

小さなところから、ひとつでも調べてみる。

そんなのあたりまえ、と言わないで実行してみてください。

たとえば・・・

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100年ほど前の、隅田川東岸です。

(図版をクリックすると、大きくなります)

画面左上の旗の文字はどう読むのでしょう。

対岸に見えるシルエットの塔はなんでしょう。

少しわかれば、絵を見るのが楽しくなるはずです。

文学だって同じこと。

2011年1月 9日 (日)

学びの環境【在学生のみなさんへ】

いろいろな総仕上げの季節に入りました。

お気に入りの文房具を並べると勉学に弾みがつく、という人もいます。

下の写真は、おそらく今から60年以上前に作られた万年筆。

しなやかな書き味も金具の仕上げも、現在のものに決して負けません。

いろいろな「環境整備」を工夫してみては、いかが。

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学習アドバイザーが交代しました。日本文学科大学院生は水曜日に担当します。

アドバイザー制度も「環境整備」の一環です。

みなさんどんどん質問をしてください。

詳しくは図書館メインカウンターへ。

2010年4月 6日 (火)

新年度【在学生のみなさんへ】

オリエンテーション、健康診断、時間割作成、…。来週からの授業に先立ち、準備を整えましょう。時間があったら図書館の中をぐるりと歩き、本を手に取ってみるのもいいでしょう。

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6号館へ向かう道ばたには蒲公英が列になって咲いています。何かあったら、ここを通って訪ねて来てください。

「さきつづく菫たんぽぽなつかしみもと来(こ)し道をまたもどりけり」(落合直文『萩之家歌集』より)

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西行忌と重なった今年の花盛り。昨日の雨も上がり、名残の桜には春の光がさしています。この芽吹きがやがて葉となって茂り、樹木は大きく育ってゆくのです。

2010年4月 5日 (月)

入学式【在学生のみなさんへ】

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今日は入学式、日本文学科に124名の新入生を迎えました。
大学からの説明を聞く姿勢がとてもしっかりしています。
教えるのが楽しみな、みなさんです。

文学は、ひとを理解し文化を考えるための、もっとも優れた素材のひとつです。
また言葉は、ものごとすべてをささえる、大切な基礎となるものです。
したがって、文学と言葉を学ぶことは、豊かな世界を創造する力の獲得にほかなりません。

幅広い知識を身につけ、ものごとを根底から調べ、柔軟に思索する人間を育てること。
これが、わたしたちの仕事です。
研究室を訪ねてみてくださると、運がよければお茶と御菓子が出る、かもしれません。

あいにくの空模様でしたが、桜はまだ十分見ごたえのある花を咲かせています。
「桜がり雨はふりきぬ同じくはぬるとも花のかげにかくれむ」
平安時代貴族の風雅をしのんでみましょう。

日本文学科 主任教授   高田 信敬