宇治の女君浮舟を薫大将が訪ねた場面、左の川岸をご覧あれ。
(図版が小さくてすみません。クリックすると大きくなります)
蛇篭の脇に白い鳥が立っています。たぶん鷺(さぎ)でしょう。
源氏物語の本文では「かささぎの姿も、所からはいとをかしうみゆるに」。
鵲(かささぎ)が鷺に化けてしまったようです。
「そりゃあ詐欺だ!」と、おっしゃてはいけません。
こんな文字も、一年で読めるようになります(多分)。
AO2期入試のエントリーと面談が始まりました。
ご関心のある方は、是非どうぞ。
さすがに、朝夕は涼しくなりました。
勉強や課外活動に集中できる季節です。
健康に留意しながら、もうひとがんばり。
ところで、秋に咲く黄色の花とはなんでしょう。
日本ではオミナエシ(歴史的仮名遣いは「をみなへし」)です。
中国ならば、菊。ところかわれば、の一例ですね。
オミナエシにちなんだ和菓子と、150年ほど前の織部の皿。
秋は、お茶やお菓子のおいしい季節でもあります。
さて、9月25日(日)は、本年最後のオープンキャンパス。
模擬授業では、秋の草木にちなむお話も、少しいたします。
どうぞ、お越しください。
夏休みも後半、ちょっと涼しげなお菓子を、志野四方鉢にのせました。
青海苔や抹茶で風味付けした麩饅頭もあります。
でも、餡と生地と笹の香りで勝負する、単純なものがいいと思います。
ちなみに、四方鉢の「四方」は、「よほう」と読みます。
東西南北の四つの方角ならば、「しほう」(シハウ)。
正方形の意味で使えば、「よほう」。
読み分けは、平安時代以来の伝統。こんなことも日本文学科で勉強します。
8月21日(日)、夏のオープンキャンパスへ、どうぞ。
猛暑の次は台風、なかなか落ち着きません。
講義の合間を縫って、古典籍の調査に出かけました。
江戸時代の門をくぐったところに、目指す文庫があります。
学問の根底となる書物を、ひとつひとつ調べること。
決して派手ではありません。
しゃれた批評や、高級な理屈もありません。
でも、地道で愚直な仕事が、研究にしっかりとした基礎を与えてくれます。
そんな学風に関心がおありでしたら、是非どうぞ。
7月24日(日)のオープンキャンパスで、お目にかかりましょう。
水無月―「みなづき」と読みます。
今は梅雨の月ですが、明治5年までの暦では、1年のうち最も暑い時期でした。
そこで、涼しげな和菓子登場!
名は「水無月」です。
藍九谷の皿に盛ってみました。
関西、特に京都のありふれたお菓子ですけれど、こちらではあまり見かけません。
なじみのお店で作ってくれたものです。
6月26日(日)は、水無月のオープンキャンパス。
緑深い鶴見へ、どうぞ。
少し汚れていますが、200年ほど前の本ですので、ご勘弁下さい。
お嬢さんが、のこぎりを手にしています。
はて、これはなんでしょう。
と言うお話も、オープンキャンパスでいたします。
5月22日(日)午後1時より開催。
初夏の鶴見、緑のキャンパスへどうぞ。
3月27日(日)開催予定の「春の学校見学フェア」は、中止となりました。
詳しくは、大学ホームページをご覧ください。
中止に驚いた、というわけでもないでしょうが、味のある顔と遭遇。
なんとも人間的な表情の狛犬です。
新年度のオープンキャンパスは5月22日(日)を予定しています。
三寒四温のこのごろ、それでもずいぶんのどかになりました。
せせらぎに春の歌が響いています。
新しい時間、新しい夢が始まる季節です。
「春の学校見学フェア」をお知らせします。
3月27日(日)午後1時より開催
ミニ講義(古典・近代)・進学相談・図書館お宝見学・キャンパスツアーなど盛りだくさん。
うららか横浜、素顔のキャンパスへ是非どうぞ。
節分にはすこし早いのですが、下の絵を見て下さい。
いったいなんでしょう。
鬼と琴の図柄、「おにはこと」(鬼は外)の洒落です。
迷惑そうな鬼の顔!『地口燈行』という、ちょっと珍しい本に載っています。
さて、入試シーズン到来。
体調には十分気をつけて、「福」を呼び込みましょう。
鶴見には、4年間授業料のいらない奨学特待生制度もあります。
こんなに小さい本があります。
200年ほど前の『百人一首』です。
隣の切手とくらべてみてください。
「なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし(可愛い)」(『枕草子』第144段)
AO2期入試が終わりました。
来春本格化する入試シーズンに備え、風邪にはくれぐれもご注意!
健康第一で、この冬を乗り切ってください。