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2023年10月22日 (日)

歩いてみると【研究室から】

読書に思索に、好適な季節です。

勿論、散策にもふさわしい日よりですので、それを口実に机辺を離脱。

雑木林を抜け湿地へ出てみると、可憐な花を見つけました。

野生植物に詳しくないので、名前は分かりません。

(久保田淳先生は、この方面にもお詳しい方です)

一応、お目にかけます。Photoふと思い出したのは、『草の花』。

ご存じ福永武彦氏の小説です。

文学賞受賞の長編よりも、この『草の花』や『独身者』などが面白いでしょう。

『加田伶太郎全集』と言う洒落た本もあります。

1冊本ですが、なんと月報付き!

『枕頭の書』以下の随筆集もお薦めです。

師渡辺一夫譲りの軽みがあり、装丁もおもしろい。

読書の秋にどうぞ。

鶴見大学文学部日本文学科研究室