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研究棟からご本山の境内へ下りてみます。
日差しはまだ強いものの、木陰に入るとさすがに秋の気配。
萩の花が咲き始めていました。
しなやかな枝が風になびく風情は、捨てがたいもの。
ただし、撮影が難しい花です。万葉人が好み、雅号に萩を取り入れた学者や文学者もおりました。
芳宜園(加藤千蔭)・芽垣内(奥田常雄)・萩之家(落合直文)など。
樋口一葉は中島歌子の萩之舎に学んでいます。
この花を詠んだ歌や俳句は山ほどありますので、お好みの作を探してはいかが。
鶴見大学文学部日本文学科研究室