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2023年7月 5日 (水)

まなぶ【研究室から】

暑さのしのぎにくい毎日です。

夜になって涼しい風が吹く折は、ほっとします。

木々や竹を吹き過ぎる風は、雨の音のようにも聞こえます。

古人はこれを漢詩や和歌に表現しました。

Photo2行目「風吹枯木晴天雨」がその例。

3行目と4行目は涼しげな光景が詠まれます。

(和漢朗詠集ですので、お調べください)

さて、眼力に自信のある方に質問。

この本をいつごろの書写とお考えでしょうか。

書風だけから判断すれば、平安末期と言うところでしょう。

でも実物を見ると、紙質・装丁は江戸時代。

となれば、相当の古写本を巧妙に模写したもの、と推定出来ます。

古い筆跡を「まなぶ」結果、生まれた書物ですね。

「まなぶ」の基本は「まねぶ」(真似る)こと。

種明かしをしますと、模写の原本は逸翁美術館(大阪池田市)にあります。

鶴見大学文学部日本文学科研究室