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2023年2月22日 (水)

歌は思へど【研究室から】

ご存じ「早春賦」の一節です。

梅が見頃を迎え、桜便りの待ち遠しいこのごろ。

まだ鶯は「声も立てず」。

そこで梅の蒔絵小皿に、和菓子をあしらうと・・・Photoはい、梅に鶯です。

鶯餅は、椿餅や猪子餅ほどの長い歴史を持っていません。

それでもざっと400年以上の伝統のある和菓子です。

発祥の地は大和郡山とか。

昔、柳沢文庫の調査に出かけたことがあります。

(郡山の藩主は柳沢氏)

文庫はお城の中にあり、閲覧室の雰囲気も窓からの眺めも上々でした。

このようなふみくらの番をして余生を送るのは、理想のひとつでしょう。

時々鶯餅をつまんだりしながら。

夢物語ですね。

鶴見大学文学部日本文学科研究室