« 2022年7月 | メイン | 2022年9月 »

2022年8月

2022年8月13日 (土)

芳香【研究室から】

夏休みもほぼ半ば、計画通り進んでいますか。

暑さにげんなりしているところへ、小荷物到来。

旧真桑村(現本巣市)の友人が届けてくれました。

荷を開けると、部屋中に薫りが満ちあふれます。

そう、マクワウリ。

あっさりと癖のない味、そして品の良い芳香が特徴です。

ウリは2000年以上の昔から、日本で好まれてきました。

その中でも、最も有名な品種がマクワウリ。

文学作品、特に江戸のものにはしばしば登場します。

では、旧真桑村のマクワウリをご覧ください。Photo本場中の本場物、皿は芙蓉手古伊万里染付です。

(この古伊万里は江戸中期の作、なかなかの名品)

しかし旧真桑村でも現在は作る農家が少ないとか。

淡泊な食感は、強い味に慣れた現代人の好みにあわないのかもしれません。

残念なことです。

なんとか広まってほしい、と担当者は思います。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2022年8月 1日 (月)

100年前の鶴見【研究室から】

暑い日が続きます。

それを理由に、ホームページ更新を怠けたわけではありません。

おもしろい資料を見つけ、古本屋さんから届くのを待っていたから、です。

パノラマを折りたたんだ小さな本1冊、奥付に年紀がありません。

しかし案内文が付いていて、大正頃(1912~1926)の図とわかります。

今の体育館のあたりに大きな池があったり、JR鶴見駅が省線鶴見であったり。

もちろん、大学・短大は創立以前。Photo_2このような絵図は結構たくさん作られました。

郷土資料として有益、とても楽しい鳥瞰図となっています。

しかし、ご本山にも大学にもほとんど所蔵されていないのは、残念です。

いくつか手元に集まってきていますので、いずれご紹介。

では、十二分のご自愛を。

鶴見大学文学部日本文学科研究室