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2022年6月16日 (木)

嘉祥【研究室から】

今日(6月16日)は、お菓子の贈答が吉例となっておりました。

江戸時代の末まで行われていたようです。

現在は「和菓子の日」に呼び名が変わっています。

年号の嘉承(848~851)に縁があるとも言われますが、確証なし。

南宋の嘉定通宝16枚で菓子を購入した、との説もあります。

いわれはともかく、おいしいものをお気に入りの器で楽しみましょう。Photo

薄緑の栗饅頭? いえいえ梅の実のデザインです。

この季節、青梅がおなじみですけれど、漢籍には黄色の梅の実が出てきます。

熟した梅の実や熟する時期は「黄梅」。

そして高坏風の器は、中国南方の素朴な染付です。

暑くなったら、アイスクリームを載せてもおいしそう。

なお、先日の「庖丁、研ぎまさあ」は好評でした。

黒板先生に拍手。

鶴見大学文学部日本文学科研究室