嘉祥【研究室から】
今日(6月16日)は、お菓子の贈答が吉例となっておりました。
江戸時代の末まで行われていたようです。
現在は「和菓子の日」に呼び名が変わっています。
年号の嘉承(848~851)に縁があるとも言われますが、確証なし。
南宋の嘉定通宝16枚で菓子を購入した、との説もあります。
いわれはともかく、おいしいものをお気に入りの器で楽しみましょう。
薄緑の栗饅頭? いえいえ梅の実のデザインです。
この季節、青梅がおなじみですけれど、漢籍には黄色の梅の実が出てきます。
熟した梅の実や熟する時期は「黄梅」。
そして高坏風の器は、中国南方の素朴な染付です。
暑くなったら、アイスクリームを載せてもおいしそう。
なお、先日の「庖丁、研ぎまさあ」は好評でした。
黒板先生に拍手。
鶴見大学文学部日本文学科研究室