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2021年10月 7日 (木)

おっと、あぶない【研究室から】

ご亭主は危険人物、と言うことではありません。

自転車を走らせておりまして、おもしろい狛犬に出会った話です。

狛犬は、時代・地域・素材・石工によって多様な変化があります。

小さなお社の狛犬もそれぞれ個性があって、見飽きしません。

近現代の作は画一的で、面白味が希薄です。

(人件費のせいか石材の問題か、輸入物もかなりありそう)

吽形の狛犬が子供に手を差し伸べる形、ですけれど・・・Photo子供は押されて今にも落ちそう!

必死の抵抗、親の手に食らいついているように見えます。

明治26年(1893)の作。120年以上落ちないその頑張りに、拍手。

鶴見大学文学部日本文学科研究室