春たけなわ、花粉も大いに飛んでいます。
数年前まで研究棟近くに見られたカタクリは、姿を消してしまいました。
やむをえず郊外の山城跡まで足を伸ばし、春の妖精と対面。
(spring ephemeraと言い、複数形はephemerae。なぜでしょうか)
山の斜面、日当たりの良いところに咲いています。これほど魅力ある花ながら、万葉集に1首詠まれたのみ。
(大伴家持の歌、ご自分でお探しください)
近代に至るまで、文学作品に登場することはないと思います。
不思議なことではありませんか。
近くの喫茶店で一休みしようと思ったら、この日もお店が一休み。
COVID19の影響です。
ではもう1枚お目にかけて、今回はここまで。鶴見大学文学部日本文学科研究室