水ぬるむ【研究室から】
梅の花、満開。
マスクをしていても、馥郁たる薫りに陶然とします。
里山を散策、せせらぎの音が高くなっているのに気づきました。唱歌「春の小川」を思い出された方もあるでしょうが、あれは渋谷川。
暗渠となってしまって、面影もありません。
ちなみに、日本最初の鉛筆工場は渋谷川の水車を動力としました。
これもついでに余計なことを追加すれば
「わたしゃ鉛筆 しんから好きな ぬしのためなら 身を削る」
と言う俗謡もあります。
それはそれとして、盛りの梅に戻ります。
おだやかな昼下がりです。
「ゆく水遠く梅にほふ里」が引用したいばかりに、この記事を書きました。
(出典はご自分でお探しください)
鶴見大学文学部日本文学科研究室