稚桜【研究室から】
ご本山勅使門脇に、早咲きの桜が揺れておりました。
ごく若い桜です。
堂々の老樹もまことに結構ですが、若木のみずみずしさは格別。
上代文学を勉強された方は、ワカザクラの含まれる地名を思い出しませんか。
(桜を名に持たれる天皇は、さてどなたでしょう)
担当者は、「瑩日瑩風高低萬顆之玉」の詩句を思い出しました。
と申しますのは、瑩山禅師ゆかりの境内ですので。
もうしばらくで、キャンパス全体が花に包まれる季節となります。
今春入学される方々にも、予定通り単位修得が出来た学生さんにも、
この時期にはお祝いを申し上げたいところですが、
さしあたってまず、ご卒業の皆様の未来が輝かしいものでありますように。
鶴見大学文学部日本文学科研究室