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と言っても、福寿草ではありません。
自転車を乗り回していて、出会った黄色の花。
蝋細工のような光沢と濃い香りの先から、冬の日が斜めに差しておりました。
ロウバイです。
勿論、うろたえたわけでもありません。
ここで、近代文学に関心のある方は、立町老梅を思い出していただけますか。
(『吾輩は猫である』に出てきます。猫は相当の難物ですよ)
思い出されなかった方は、文庫本と共に除夜の鐘をどうぞ。
よいお年をお迎えください。来年もご贔屓に。
鶴見大学文学部日本文学科研究室