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2018年11月13日 (火)

ひとからひとへ【研究室から】

と申しても、物騒な感染症のことではありません。

人が愛玩し育てたものについて、です。

器であれば伝世品。掘りの手(発掘品)と対比されています。

たとえ粗末な碗であれ、猫の餌入れみたいな皿であれ、

長い年月、人の手を経たものには不思議な艶やかさが備わります。

(野趣横溢、新鮮素朴な掘りの手も、勿論魅力的です)

風景も同様、手間暇かけて幾世代も受け継がれた里山や庭の美しさ!

凝り過ぎた、あるいは媚びたお庭は、思わせぶりで嫌みですけれど。

ともあれ、ひさしぶりに谷戸の地形を生かした庭園へ。

Photo しばらく前に載せました雑木林の風情と比較してください。

時折ししおどしの音が、のどかに聞こえてきました。

さて、日本文学会秋季大会は目下鋭意準備中です。

御案内は次回といたします。

鶴見大学文学部日本文学科研究室