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2018年9月

2018年9月24日 (月)

月に村雲【研究室から】

今日は旧暦8月15日、中秋の名月を御覧になりましたか。

こちらでは、雲間に見えたり、隠れたり。

芋名月とも言いますが、団子を供えました。

(なおこの「芋」は里芋です)

松皮菱デザインの織部皿に載せて。

Photo お供えの後、月見団子をしっかり食べました。

きな粉でも餡でもありません。

山葵醤油で。これがなかなかいける味です。

味ついでに、酢橘(スダチ)を貰いましたので、これも見参。

取り合わせの焼き物は、室町時代の陶片です。

瀬戸縁釉の爽やかな色合いが好もしい。

Photo_2 秋は、学びの季節でもあります。

卒業論文と格闘中の人は、これから一山も二山も越えなくてはなりません。

日本文学会賞めざして、もう一歩!

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2018年9月 9日 (日)

重陽【研究室から】

今日(9月9日)は重陽の節です。

名前の由来については、お調べください。

中国では、古くから茱萸を髪に挿し丘に上って除災を願う習慣がありました。

本朝では、菊にちなむ詩歌がたくさん作られます。

それはそれといたしまして、先日の菓子ならびに焼き物の続きです。

(何人かの方からお褒めの言葉を頂戴しましたので、調子に乗って)

黄瀬戸の皿と季節の味の取り合わせ。

小皿は菊の意匠、安土桃山~江戸初期の黄瀬戸です。

艶やかな栗蒸し羊羹を載せました。

Cimg8049淡い緑色の胆礬(たんぱん)が、いかにも洒落ています。

なお9月17日は、オープンキャンパス。

大学構内もご本山の境内も、秋の風情が色濃くなっています。

是非お越しください。お待ちいたしております。

上々の晴天となることを期待しつつ。

鶴見大学文学部日本文学科研究室