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2018年8月28日 (火)

日はつれなくも【研究室から】

暑いですね、秋の風はどこを吹いているのでしょう。

とは言え、朝夕はさすがに涼しく虫の声も高くなりました。

馴染みの和菓子屋曰く、「ビールの旨い時は菓子が売れません」

これからが甘い物の美味しい季節です。

南蛮文化の香りを伝える菓子と安南の器とを取り合わせてみます。

金平糖は16世紀末、海を越えてやってきました。

織田信長は、最も早く金平糖を味わった日本人のひとり。

安南の香合もそのころの焼き物です。

(「安南」はどこの国でしょうか)

Photo 乳白色の肌に滲む染付、模様は明景徳鎮の青花に倣っています。

後ろの小風呂敷は貞政少登先生が作られました。

さて、9月17日(月)はオープンキャンパス。

本学卒業生の皆さんが、大学生活のあれこれを語ってくれる予定です。

秋の学園へ、是非どうぞ。

鶴見大学文学部日本文学科研究室