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2018年7月28日 (土)

花の君子【研究室から】

蓮の花盛りです。何を連想されますか。

赤猪子の歎き、遍昭が歌う露の玉、今昔の源大夫、源氏物語にも・・・

みほとけのゆかりを思われる方もあるでしょう。

漢籍では、女性と結びつく例が結構多いのです。

蓮も恋も音はレンだから、と言う説明を聞いたことがあります。

蓮は平声、恋は去声ですので、さてどうでしょう。

宋代の儒者周敦頥は、蓮を花の君子と讃えました。

(「はなのきみこ」と読んではいけません)

ここから煙草を君子になぞらえた也有へ脱線するのは、また別の機会に。

Photo 比較的色の濃い大賀ハス、香り高い花です。

周先生曰く「香遠益清」と。

浄土経典には、黄蓮華や青蓮華が書かれます。

もし実体と関わらせるならば、蓮ではなく睡蓮でしょう。

Photo_2 定期試験期間中です。

気持ちよく夏休みを迎えられるように、もう一歩!

鶴見大学文学部日本文学科研究室