« 2018年4月 | メイン | 2018年6月 »

2018年5月

2018年5月18日 (金)

芍薬【研究室から】

牡丹の豪奢も賞すべきこと勿論、しかしより清楚な芍薬が担当者の好みです。

(しっかりシャクヤクと呼んでください)

さて、古今集に芍薬の花があるのをご存じですか。

探したけれど見つからない、と怒ってはいけません。

「難波津にしゃくやくの花冬ごもり今は春べとしゃくやくの花」!

江戸時代の小話に出てきます。

遡ると、室町時代まで「しゃくやくの花」の洒落がたどれます。

調べてみてはいかが。

文学史のレポートくらいにはなるでしょう。

Photo 芍薬と牡丹とは、少し所属が違っています。

ご存じでしたか。

立てば芍薬座れば牡丹、の俗謡もあります。

花の楽しみは尽きません。

では、27日のオープンキャンパスで会いましょう。

研究室脇にアジサイが咲いています。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2018年5月 7日 (月)

緑の鶴見、風薫る横浜【高校生・受験生のみなさんへ】

連休も明け、さあ気分一新。

5月27日(日)は、今年度最初のオープンキャンパスです。

素顔の大学を是非御覧ください。

進学相談・模擬授業・キャンパスツアーなど盛りだくさん。

そして、江戸時代の楽しく創意に満ちた本が見られます。

(運がよければ、手に取ることも出来るでしょう)

Photo 鮮やかな色彩、上々の保存。作られたのが江戸の昔と思えないほど。

実物を見ていただくと、押し模様(凹凸)も施されているのがわかります。

Photo_2 この二冊で、ひとまとまり。絵を左右に並べてみてください。

一続きの画面となります。凝った意匠ですね。

Photo_3 さて、頁のあちこちに奇妙な印があります。これはなんでしょうか。

当日、神林尚子准教授が鮮やかに謎解きをしてくれる手筈となっております。

「学びって面白い!」のコーナーへどうぞ。

どなたでも大歓迎。新緑のキャンパスでお待ちしております。

鶴見大学文学部日本文学科研究室