題を見て、源氏物語を思い浮かべられた方はいらっしゃいますか。
いらっしゃれば、さすが日本文学科の学生さん、と褒めてもらえるでしょう。
「わがやどの藤の色こきたそがれに尋ねやはこぬ春のなごりを」
(源氏物語 藤裏葉)
新緑の中を散策しておりましたら、見事な藤に出会いました。
紫の花房が20メートル以上揺れて続きます。
近代文学では、泉鏡花や室生犀星に多彩な花が登場。
季節が変わる前に、一つ二つ読まれることを期待します。
(教師の期待を裏切るのが、学生さんの常であることは重々承知)
花のあと、馴染みの和菓子屋に立ち寄ったことは勿論です。
鶴見大学文学部日本文学科研究室