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2017年4月

2017年4月17日 (月)

落花繽紛【研究室から】

あわただしく、しかし豪奢に、桜が散っております。

新学期のすべりだしは、いかがでしょう。

わからないこと、困ったこと、問題があれば、研究室へどうぞ。

引っ込んでしまうのは、たいていの場合よくありません。

それはそれとして、春を惜しみ花吹雪の図。

Photo誰の作であるかおわかりの方は、ご一報ください。

(賞品をさしあげます)

さて落花の候、またお一人、研究室の先達を失いました。

「いにしへは散るをや人のをしみけむ花こそ今はむかし恋ふらし」

坂本育雄先生、享年八十八歳。

一本気で、文学が大好きで、鋭く論の矛盾を突く先生でした。

漱石や広津和郎についての著述もたくさんありますが、

チェーホフ・シュトルム・ツルゲーネフなどもお好きでした。

またモーツアルトをこよなく愛されました。

担当者は、シュトルムの『静かなる音楽家』を思い浮かべます。

Photo_2 すっきりとした文章を書かれました。

先生の『年月のあしあと』を10部用意、ご希望の方に差し上げます。

市販されておらず、珍しい小冊子です。

次の要領で、お申し込みください。

*文学に関心のある方でしたら、どなたでもどうぞ。

*葉書にて、下記まで。

230-8501

神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-3

鶴見大学文学部日本文学研究室「あしあと」係

*5月10日(水)必着。

ご希望の方が多数の場合、抽選。小冊子の発送をもって発表にかえます。

別れは人の世のならい、とは申せ、寂しい限りです。

鶴見大学文学部日本文学研究室

2017年4月 5日 (水)

爽やかに【研究室から】

入学式は上々の晴天(これも普段の心がけ)、桜が咲き誇っています。

会場裏手に回ってみますと、急斜面にもしっかり根をおろしていました。

静かに学生さんたちを見守ってくれているようです。

Photo 新入生の皆さんとの顔合わせのために、教室へ。

窓からの桜が、これまた見事でした。

青空を背景に、ご本山の大屋根と楠の緑と、そして霞の如き薄紅。

Photo_2 大学のあちこちには、見応えのある桜が植えられています。

図書館脇は特にお勧めです。

爽やかな春の日、いいスタートを切ってください。

では花吹雪の頃に、また。

鶴見大学文学部日本文学科