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2014年1月20日 (月)

東風ふかば

太宰府天満宮のお土産に、梅が枝餅をいただきました。

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お饅頭ではなく、お餅の中にあんこが入っています。

梅の味はしませんが、表面に梅の刻印が押されています。



太宰府天満宮に祀られている菅原道真は平安時代の優れた学者で、学問の神様としても厚く信仰されています。

合格祈願のお守りなどをもらったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

梅を愛した道真は、都から太宰府に左遷されるとき、庭の梅に向かい次の歌を詠みました。

 東風(こち)吹かば匂ひをこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな

春の東風が吹いたならば、筑紫まで薫ってきておくれ、梅の花よ。主の私がいないからといって春を忘れるな。

この歌は大変有名で、これに応えて梅が太宰府まで飛んでいったという伝説(飛梅伝説)も残っています。



近所で梅が咲きました。

まだまだ寒い日が続きますが、健康に気をつけてお過ごしください。

鶴見大学文学部日本文学科