永平寺へ参禅に行きました。
永平寺というと、越前の雪で真っ白な、冬のイメージがありましたが、夏は杉の緑が美しかったです。
写真は昼間に撮ったものですが、特に印象的だったのは夜明け前です。
鐘の音とヒグラシの声が響き合い、山の緑がけむって青い空気を吸っているようでした。
永平寺の開山である道元禅師は、北条時頼に招かれ約半年のあいだ鎌倉に滞在し、帰山して「山を愛するの愛、初めより甚だし」という言葉を残しているそうです。
およそ750年前、道元禅師の目にはどのような山の姿が映っていたのでしょうか。
鶴見大学文学部日本文学科