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2013年8月

2013年8月31日 (土)

塩竈神社

先日、塩竈神社と山寺へ行ってきました。

どちらも芭蕉が「おくのほそ道」の旅で訪れた地です。

今回は塩竈神社のお話を。

塩竈神社は宮城県塩竃市にある陸奥国一の宮で、塩土老翁神(しおつちのおじ)・武甕槌神(かけみかづち)・経津主神(ふつのぬし)を祀っています。

天然記念物の塩竈桜があることでも有名です。

鳥居から本殿までは二〇二段の階段が続いています。

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言い伝えによると、天孫降臨のとき武甕槌・経津主を案内して葦原の中つ国を平定した塩土老翁が、のちにこの地に留まって人々に塩を焼くことを教えたということです。

下の写真は、芭蕉が『おくのほそ道』に「神前に古き宝燈有」と記した灯籠。

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ところで塩竈には浦霞という日本酒の蔵元があります。

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これはその蔵の裏手です。はじめ何の蔵だろうと思って撮影しました。

家紋は丁字(ちょうじ)をモチーフにしたものだそうです。

丁字というのは、スパイスのクローブのことです。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年8月20日 (火)

箱根遠足

8月24日(土)はオープンキャンパスです。

模擬授業では三宅知宏先生による日本語に関する面白いお話が聞けます。

ぜひいらしてください!

さて、昨日ゼミの遠足で箱根に行きました。

午前中に彫刻の森美術館、午後に強羅公園と大涌谷です。

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彫刻の森美術館のカール・ミレス「人とペガサス」。

空がきれいでした。

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大涌谷へと向かうロープウェイからは、強羅大文字焼の跡が見えました。

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大涌谷での記念撮影。

きれいに晴れていますが、少し視線を外すと、山からは雲が湧き上がっています。

楽しかったですね!

リフレッシュしたところで卒業論文をがんばりましょう。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年8月 7日 (水)

夏の永平寺

永平寺へ参禅に行きました。
永平寺というと、越前の雪で真っ白な、冬のイメージがありましたが、夏は杉の緑が美しかったです。

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写真は昼間に撮ったものですが、特に印象的だったのは夜明け前です。
鐘の音とヒグラシの声が響き合い、山の緑がけむって青い空気を吸っているようでした。

永平寺の開山である道元禅師は、北条時頼に招かれ約半年のあいだ鎌倉に滞在し、帰山して「山を愛するの愛、初めより甚だし」という言葉を残しているそうです。

およそ750年前、道元禅師の目にはどのような山の姿が映っていたのでしょうか。

鶴見大学文学部日本文学科