道のべの木槿
7月21日(日)はオープンキャンパスです。
模擬授業では、新沢典子先生による古代神話についての楽しい講義がきけます。
受験生のみなさま、ぜひいらしてください!お待ちしています。
早くも梅雨明けし、本格的な夏がやってきました。
上の写真は、公園で見かけた八重咲きの木槿(むくげ)です。
木槿は夏から秋にかけて咲きますが、俳諧では秋の季語です。
芭蕉が野ざらし紀行の旅で詠んだ「道のべの木槿は馬に食はれけり」も秋の句です。
和歌や連歌では木槿はあまり詠まれません。
「槿花一日の栄」の言葉があるように、朝に咲き夕べにはしぼむ花としてはかないイメージのある木槿ですが、江戸時代には盛んに栽培され、白・赤・紫、一重・八重など、多様な品種が生み出されました。
『丹青弌斑』という本の中の木槿の図。
こちらは白い花弁で奥が赤い、一重の木槿です。
鶴見大学文学部日本文学科