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2013年3月

2013年3月26日 (火)

花の季節【在学生のみなさんへ】

桜の話は世の中にあふれていますので、趣向を変えてカタクリ。

(桜が嫌い、と言うわけではありません)

研究室の近くに、ことしも咲きました。

万葉の昔には「かたかご(堅香子)」。

ひととき華麗な花を凜と咲かせ、すぐに葉も花も姿を消します。

地面の下でじっと力を蓄え、翌春を待つ植物です。

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今年不本意な成績で終わった人、困ることが多かった人、あきらめずもう一歩。

得意の人も、怠りなく(「得意」は「失意」の反意語です、念のため)。

Dum spiro,spero.

(息をしているかぎりは、望みを持つ)

鶴見大学文学部日本文学科

2013年3月15日 (金)

春の旅立ち【研究室から】

ご卒業おめでとうございます。

「もう、勉強しなくてもいい!」と思ってはいませんか。

これからが大変なのですよ、決してやさしく教えてはもらえませんし。

厳しい現実にぶつかった時、鶴見の教員(多分そのほとんど)は慈愛と寛容と思いやりに満ちていた、と実感するでしょう(自画自賛)。

なつかしくなったら研究室へ、どうぞ。

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郊外で見かけた、天神様の祠。

小さくとも、紅梅白梅に囲まれた学問の神様は、実に豊かな風情をお持ちです。

みなさん、陽気の具合または出来心で勉強したくなることもあるでしょう。

今度は大学院にてお待ちいたしております。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年3月 7日 (木)

日本文学会賞の春【お知らせ】

穏やかな日差しです。

ことしの日本文学会賞受賞者が決まりました。

会報と学報にお名前を紹介し、みなさんの研鑽と努力を讃えます。

新4年生の方々も、高水準の卒業論文をめざしてください。

さて、いよいよ春爛漫。

江戸末期の洛西、「花の寺」の絵をご紹介します。

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鐘楼の前にしだれ桜が咲いています。

図版の都合で花が橙色になってしまい、申し訳ありません。

俗塵を洗い流したようなのどかさは、十分感じていただけるでしょう。

では、みなさんの未来が夢と幸いにあふれていますことを。

鶴見大学文学部日本文学科