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2012年5月

2012年5月24日 (木)

牧さん、受賞!【研究室から】

若手俳諧研究者に贈られる「柿衛賞」(かきもりしょう)、本年度は牧藍子講師に決定!

6月3日(日)に、受賞記念の講演会が伊丹市柿衛文庫で行われます。

国文学の分野では、権威ある賞のひとつです。

(岡田柿衛翁は、実業家・市長・研究者を兼ねた大文化人)

さわやかな季節に、気持ちのよいニュースです。

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こちらもさわやかな青白磁、元あたりでしょう。

蓮花文を陽刻した蓋のうえに、獅子の鈕。

(ひいき目では、南宋)

可愛い獅子を拡大すると、

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とろりとした釉薬の下に、なんとか眼や口が見えます。

しっぽが、これまた・・・

2012年5月14日 (月)

杜若のころ【高校生・受験生のみなさんへ】

さわやかな季節です。

水辺にも初夏の花、あやめや杜若が咲き始めます。

(杜若は燕子花とも書きます。読みはカキツバタ)

ちなみに、菖蒲とあやめ・カキツバタは、別の科。

古典文学では勿論『伊勢物語』の東下り、三河の八つ橋が有名です。

Photo

『伊勢物語男百首』から、八つ橋の場面を採りました。

右側は「から衣/きつゝなれにし/つましあれば」です。

とても珍しい本、現存10部以内でしょうか。

こんな古い書籍も、5月20日(日)オープンキャンパスで見られます。

緑の鶴見へ。

2012年5月 6日 (日)

日本文学会のこと【お知らせ】

会場確保が難しかったり、講演者の都合が悪かったりで、春季大会は少し遅れます。

7月14日(土)午後の予定です。

細部が決まりましたらまたお知らせしますので、大いにご宣伝ください。

片山倫太郎教授の講演と、佐久間兼人君(大学院博士前期課程)の研究発表。

川端康成が題材の、師弟競演となるでしょう。

(そういえば、川端の小説『禽獣』に「女流舞踊家の競演」と言う用例がありました)

会員のご家族や友人も、どうぞ。

Photo

雨があがって、昨日は上々の晴天。たっぷり潤った新緑を、大学脇で撮影しました。

梢の若葉が翻ると、風も輝いて見える季節です。

明日から、また研鑽の積み重ねが始まります。