貴重書展
2009年度第3回貴重書ミニ展示を開催しています!
現在開催中(10月17日(土)まで)
今年は、横浜が開港してから150周年です。それにちなみ、今回の展示では、開港期に刊行された案内記、つまり当時の横浜のガイドブックである『横浜開港見聞誌』と『横浜土産』をご紹介します。
作者は、開港当時の横浜を題材とした横浜絵(横浜浮世絵)で名高い歌川貞秀。
辺鄙な一寒村でしかなかった横浜村が、開港を境に異国情緒豊かな町に変貌した様を、絵や文章によっていきいきと紹介しています。
港崎遊郭 岩亀楼 『横浜土産』より
開港場になった横浜で外国人のためにつくられた遊郭。場所は現在の横浜スタジアムあたり。
(S.K)
今年度のオープンキャンパスが無事に終了しました
5月から始まり9月までで計5回、オープンキャンパスに参加してくださった高校生(保護者含)のうち、延べ204名の方々が図書館貴重書室を訪れてくださいましたありがとうございました
普段見ることのできない貴重書庫内や、資料をたくさんご覧いただきました
横浜海岸通り之真景・・・横浜開港150周年“開国博Y150”にちなんで、横浜の浮世絵と泥絵を展示したうちの1点
源氏物語かるたの漆箱入・・・江戸時代のもの
マザーグースのプレイハウス・・・1933年に刊行された飛び出す絵本
粘土板文書(クレイタブレッド)とパピルス文書
ちりめん本・・・和紙を使用していながら、着物の生地を思わせる素材感をもったもの
学生からぜひ展示してほしいとの要望をいただいた逸品です
今年TVで話題の直江兼続が刊行した『文選』・・・兼続が死去した後、寛永2年に妻のお船の方が再版したといわれているもの
などなど、このほかにもさまざまな資料を展示しました
また来年度も展示する予定ですので、ぜひ足をお運びください
(kt)