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2024年11月 7日 (木)

柑橘類の季節【研究室から】

さすがに晩秋、雑木林も色づいてきました。

これから柑橘類の季節です。

蜜柑・文旦・酢橘・カボスなど、いろいろおいしく使えます。

中でも汎用性の高いのは、柚子でしょう。

先日、秋田の琥珀羹をもらいました。

琥珀羹は表面を乾燥させて固くしたものもあります。

(琥珀糖と呼ばれたりします)

果汁を加えたり、華やかな色づけをしたり、小豆を入れたり、多種多様。

いただいたのは、へぎ柚子が封じ込めてありました。

根来(ねごろ)の椿皿に載せてお目にかけます。Photo_6派手な色づけをしておりませんので、すっきりと端正。

品の良い仕上がりです。

(くどい色づかいのお菓子は嫌ですね)

外側と内側の食感の差がうれしい食べ物です。

ほんのり柚子の香りを楽しみました。

これには抹茶より焙じ茶か玄米茶が似合いそうです。

なお椿皿は室町時代の作、和菓子とよく調和します。

少し先の話ですが、冬至には柚子湯をどうぞ。

鶴見大学文学部日本文学科研究室