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2024年3月

2024年3月30日 (土)

乱高下【研究室から】

と言いましても、何かの値段ではありません。

気温です。

嵐の昨日、初夏のような今日。

桜の見頃はもう少し先でしょう。

まずは、食い意地で。Photoこの季節、おなじみの桜餅です。

香の高さが何より魅力。

器は絵唐津、江戸時代前期の作でしょう。

高台をお見せ出来ないのは残念ですが、抜群の土味です。

さて、隅田川縁の桜餅は有名になりすぎ、のんびり味わう気分になれません。

(なんとかツリーの影響もありそう)

昔、三囲神社や弘福寺のあたりは静かな、そして少し粋な雰囲気でした。

撫で牛、ねずみ取り名人の犬の像、雨乞いの句碑は健在でしょうか。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2024年3月 8日 (金)

雪と花と【研究室から】

関東は雪模様となりました。

研究室からご本山の境内へ出ると、早咲きの桜と遅い雪とが見られます。

紀貫之の名歌を思い出される方もいらっしゃるかと。

「桜散る木下風は寒からで空にしられぬ雪ぞちりける」

落花を雪に譬えていますが、今日は本物の雪です。

(「木下風」は「このしたかぜ」とお読み願います)

では、勅使門のあたりをご覧ください。Photo_2和歌では「木下風は寒からで」と言っていますが、さすがに寒い朝でした。

お風邪など召しませぬように。

鶴見大学文学部日本文学科研究室