新学期です。
キャンパスに少し賑わいが戻ってきました。
図書館でも学生さんの姿を以前より多く見かけます。
さて落花繽紛の候、桜の盛りは短いもの。
(八重桜はまだしばらく見られます)
散った花びらが連なって流れに浮かぶ様子を、「花筏」と呼びます。
室町時代から使われた、風雅な言葉です。
文学のみならず、美術工芸にも花筏の意匠が登場します。
武具にまで現れるところ、とても面白いと思います。京透かしの鉄鍔です。
洗練のデザインも錆色も抜群、ほれぼれする美しさ!
なお「花筏」と言う落語もあります。
ここから先は、ご自分でお調べください。
鶴見大学文学部日本文学科研究室