« 爛漫【研究室から】 | メイン | 春から夏へ【研究室から】 »

2021年4月11日 (日)

花筏【研究室から】

新学期です。

キャンパスに少し賑わいが戻ってきました。

図書館でも学生さんの姿を以前より多く見かけます。

さて落花繽紛の候、桜の盛りは短いもの。

(八重桜はまだしばらく見られます)

散った花びらが連なって流れに浮かぶ様子を、「花筏」と呼びます。

室町時代から使われた、風雅な言葉です。

文学のみならず、美術工芸にも花筏の意匠が登場します。

武具にまで現れるところ、とても面白いと思います。Photo_2京透かしの鉄鍔です。

洗練のデザインも錆色も抜群、ほれぼれする美しさ!

なお「花筏」と言う落語もあります。

ここから先は、ご自分でお調べください。

鶴見大学文学部日本文学科研究室