冬の花【研究室から】
少し日が長くなりました。
寒さはまだ続きますので、風邪には(COVID19にも)気をつけて。
この季節の花と言えば、常緑の葉に紅。
椿を染付の壺に活けてみました。
器は古伊万里か、と思われるでしょうけれど、三田染付です。
珍しいと思います。
万葉歌人に好まれましたが、平安時代になると文学にはあまり描かれません。
むしろ椿餅がよく出てきます。花より餅、ですね。
院政期から中世に再登場、江戸時代は変わった品種も生まれます。
鎌倉時代の大歌人藤原定家は、植物好きの貴族でした。
その日記『明月記』には、花木も多く出てきます。
栽培について相談出来る専門家もいたようです。
と言うような話は、レポートの題材になるでしょう。
鶴見大学文学部日本文学科研究室