さすがに師走、寒い毎日です。
(担当者の住むあたりでは、先日初雪が降りました)
平安時代、特に都の冬は厳しかったでしょう。
源氏物語にもさまざまな冬気色が描かれます。
宇治十帖の名場面、川波に揺れる小舟は印象的です。
ただし、十二月の話ではありません。
(いつであるかはお調べください)
120年ほど前の源氏絵をお目にかけます。
描かれた人物にやや気品の欠けるところは、明治の作ゆえでしょうか。
匂宮と浮舟よりも、宇治川の雪景色が秀抜です。
冬休みには、是非古典文学を!
では、よいお年をお迎えください。
鶴見大学文学部日本文学科研究室