三色【研究室から】
暦の残りも少なくなりました。
「軸露わに」「軸のもとまでまきよせて」などの言い回しが残っております。
巻子本の暦が用いられた頃の話です。
木々がすっかり葉をおとしてしまうのも間近。
おもしろい風景に出会いました。
常磐木の緑と、桜紅葉と、銀杏の黄葉が並んでいます。
これからますます寒くなります。
万全の体調で冬を乗り切ってください。
なお、日本文学会秋季大会においでくださった皆様、
遅ればせながら心より御礼申し上げます。
では新しいカレンダーを用意しましょうか。
「御経に似てゆかしさよ古暦」(蕪村)
こちらは、折本の暦です。
期せずして書誌学に及びました。
鶴見大学文学部日本文学科研究室