« 目にはさやかに見えねども【お知らせ】 | メイン | 祈りの力【研究室から】 »

2019年10月 1日 (火)

灯火親しむ【研究室から】

秋の夜長、書物を友とする喜びは格別、と古人も言いました。

勿論、昼間の読書でも結構です。

本は内容のおもしろさに加え、装丁・料紙・挿絵など、楽しみ方満載。

特に木口木版の精緻華麗さには、どなたも魅了されるでしょう。

Photo A.テニスンのThe Princessから選びました。

1884年(明治17年)の出版です。

エッチングではなく木版画で、これほどの細密描写!

この年、森鴎外は独逸へ出発し、

国内では、仮名垣魯文や三遊亭円朝が活躍していました。

なお、図書館にて珍しい西洋古典籍の展示を開催中。

鶴見大学は、和古書のみならず洋書のコレクションも、高水準です。

鶴見大学文学部日本文学科研究室