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2019年2月23日 (土)

小物の魅力【研究室から】

カタクリはあと少し、桜も今年は早そうです。

でもその前に、くしゃみ・鼻水の季節。

気分を変えるべく、お気に入りの文房具を取り出します。

古い硯滴です。

(「水滴」と仰る方が多いようです)

南北朝、と言うところでしょうか。

Photo 700年ほど前、瀬戸で焼かれました。

高さ約4.5糎、掌(たなごころ)の骨董!

さて皆さんは、この器に何を思われますか。

こぼれるほどの愛嬌、素朴と野趣、練達の技・・・

担当者は古武士の風格を感じます。

無事卒業の日を迎えられる方も、まだ学びの日が続く方も、

お気に入りの小物で机を飾ってみてはいかがでしょう。

鶴見大学文学部日本文学科研究室